CDレビュー

永野さんという方に
JAZZのフリーペーパーに
僕のCDのレビューを書いていただきました。


以下です。

木畑晴哉「SINCERELY YOURS」(OPEN “E” MUSIC)
過去の苦い経験からソロ・ピアノは避けて通るファンが多い。こういう僕も「ソロはミュージシャンの自己表現におけるエゴであり聴き手の心情とは相容れないもの」と信じて疑わなかった。ソロという究極のフォーマットにおいて自身の可能性を追求したいというミュージシャンのチャレンジ精神はよくわかる。しかし、大抵の場合はソロというフォーマットにミュージシャン自身が負けている。そのギャップが聴いていてつらい。だからソロ・ピアノが嫌いだった。しかし、この作品は違う。ソロというフォーマットを選択したことに強い必然性がある。「伝えたいこと」を表現するためにはソロである必要があったことが音を聴けばわかる。ベテランのファンならこのことは作品を聴けば必ず共感されると確信している。ソロでこれだけ世界観を表現し聴き手にも自然に共感させることができるピアニストを僕は木畑晴哉以外にビル・エヴァンスとブラッド・メルドーしか知らない。全編、哀愁の極北。木畑晴哉は泣きながらピアノを弾いたのではないか。ピアノの詩人・木畑晴哉の最高傑作。この作品でソロ・ピアノの概念が変わることを約束する。
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by kibayan3 | 2012-07-20 19:44 | Comments(0)

宝塚市在住のJAZZピアニスト、作曲家です。関西を拠点に全国各地で演奏しています。カメラが好きなので写真中心のブログです。大学でJAZZを教えています。レッスンはHPよりご連絡下さい。
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